発達障害の夫ベンコロ~再び姿を消したベンコロ~

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~家族構成~

夫:通称 便所コオロギ

(略称ベンコロ・昆虫 高確率で発達障害)

長女:

(元夫との娘25歳社会人・一昨年8月からひとり暮らしスタート)

長男:ぱる太

(夫由来の発達障害を持つ。診断済み・中1)

次女:

(小学3年生)

あの頃の延長の自分

前回からの 続きになります

是非 そちらも ご覧下さい

悪夢のような出来事の

翌日

ベンコロは 帰宅しなかった

あれだけ みっともなく

喚き散らし

子供達に 醜態を晒し

恐怖とトラウマを与え

普通であれば あのような

事態を 招く以前に

とっとと シリンダー交換すれば

済むことを

自分の 納得 行かない状況が

続くと

意味不明な言動を

これまでも 何度と無く

繰り返していた

今まで

子供達を 巻き込むことは

回避 出来ていたので

私も 片目はつむっていられたが

前日の アレは

あまりにも 酷すぎた

このまま こんなヤツを

家に入れて 暮らす事が

絶望的に しんどいと思った

おそらく 普通の奥さんなら

泣き叫び 悲鳴を上げながら

警察に 通報していても

おかしくない レベルだろう

私は しばらく

夜の世界に

身を 置いていた

酒に酔い

とんでもない行動に出る客や

時に 暴力を 振るう客も

それ程 珍しくも無かった

出勤前 立ち寄る

サロンの前が

血の海に

なっていたこともあったし

アフター明け

早朝 店の前の通りで

ボコボコに 殴られた客が

転がっていることもある

そんな 日常に

いつしか 自分の中の

『危険』に対する

感覚や 恐怖が

どこか 麻痺していた

平穏過ぎる

この昼間の生活に 戻っても

私の ごくごく 身近に

こんな 危険な人間が

存在したのだ

久々に あの頃の

常に 無表情なまま

稼ぐことだけに 集中していた

自分の姿を 思い出した

過酷な環境に

弱音を 吐くことも

泣くこともしない代わりに

心から 笑う事もせずにいた

笑えば 力が抜ける

その 脱力した 柔らかな部分に

鋭く切り込まれれば

傷は 深まる

例え 傷を負ったとしても

ピンと張り詰めた

硬い表面だけならば

大したことない

かすり傷で済むからだ

ベンコロとの この

生活も その延長と 言えた

何の 希望も持たない

何も 求めない

そうしていたら

これ以上の 裏切りも

失望も 味合わずに済むと

そう 考えていたけれど

今回 子供達を

巻き込む 結果になった事は

本当に 砂を噛む思いだ

どんな 受け身を取っても

ベンコロのその行動は

確実に 誰かを蝕む結果を

招くのだ・・

経験からしか学べないこと

翌日 ベンコロが帰らないのは

私や子供達に対する

申し訳なさなどでは 無く

単なる 逃げなのだろう・・

だから きっと

家に帰れなかった

可哀想な 自分ヅラして

再び ノコノコと戻り

まるで 何ごとも無かったかのように

平気で 生活出来るのが

ベンコロ なのであった

事実 これまで

自分が 言ったこと

やったことは 本人の中では

既に 身に覚えの無い

無かった事として

処理している

過去からずっと

繰り越されている

ベンコロ本人でしか

解決出来ない 問題は

延々 未解決のまま 蓄積され

その 失敗や 経験から

何 ひとつ学ぶこと無く

今日に 至っているのだ

以前から 何度と無く

ここにも 書いているけれど

ベンコロの この歪んだ

人間性は

単なる 『発達障害』と言う

病気や 障害だけが

理由なのだろうか・・?

生きていく上で

どんな人間でも

失敗や 挫折があり

自分の下した決断が

今後 どのような結果に

向かうのか??

果たして それが

正しいのか?

間違いなのか?

後悔する事になるのか?

誰もが そうして

常に 自問自答しながら

成長するのに

ベンコロは その工程や過程を

一切 省みたりせず

完全に 記憶のフォルダーから

抹消し

そこに 生じる

整合性の 取れなくなった事柄の

ツケを 周りに払わせるのを

さも 当然として 生きている・・

これを 暗に 病気や障害として

処理すべきでは無い

そう思う 一方で ベンコロは

医療や行政のサポートが

間違い無く 必要な人間だ

それらを 本人が拒否し続けている

現時点では

受診もサポートも 受けることすら

出来ないままだ・・

虫の知らせ

ベンコロが 帰らなかった

翌日の昼間 埼玉から長女が

突然 帰って来た・・

次女とぱる太が 2人同時に

ようやく 1日授業となり

私は 約2ヶ月ぶりの

たった1人の 時間を

過ごしていたところだった

突然現れた 長女に

ビックリしつつも

パソコンを閉じ

いそいそと

前日に作った

残り物の カレーを温め始める

来るのを 知ってたら

何か準備しておいたのに・・

そんな事を 思いながら

冷蔵庫で冷え 塊になっていた

カレーが 次第に

柔らかく伸び 鍋の中に

溶けていくのを 見つめた

鉄道会社勤務の長女は

泊まり勤務明けで

やや 疲れが 見えるものの

入社したての 数年前よりは

ずっと 余裕があるように見えた

皿に盛り付けたカレーを

どんどん 口に運ぶ長女を

キッチンのカウンター越しに

眺めていた。

お茶を ゴクゴク飲み干すと

長女が

「なんかさ 虫の知らせじゃないんだけど・・」

「帰らなきゃって 急に 思ってさ」

この 前日までに

当然 長女に

連絡などしていない

長女は この家を 出て行く間際に

「私がいなくなったら アイツ

ママに酷いことしそう」

そんな 言葉を残していたのだ

心配しながら この家を出た

そんな 長女に

ここ数週間 この家の中で

起きている出来事を

わざわざ 連絡なんてしない

そんなことをすれば

真っ先に ここに飛んで帰って来るのが

目に見えていた

でも・・

本当に 不思議なことに

この日 長女が このタイミングで

戻って来て

私に 何か無かったか??

そう 尋ねるのだ・・

長女の止まらない思い

ちょっと 考えたけれど・・

前日 起こった事も含め

ここ3週間の 出来事を

かいつまんで 長女に話すと

先ほど 社会人の余裕を感じた

表情が 徐々に歪みだし

長女の目から 涙がポロポロ

こぼれている

私は 感情を失くしたまま

淡々と 無表情で

話していた

長女は まだ幼い次女を 思い

こらえ切れずに

「○○(次女の名前)に

私の家の鍵 渡しておいて」

「○○と ぱる太用に

私がSuica作って 2人に渡すから」

「もし ママに何か あったらスグに

私んちに 来るように言って」

「駅員 見つけて電話 渡して

私が

自分の担当の駅まで

2人を来れるようするから」

思いつく限り ありったけの事を

長女は 絞り出すように

言葉にしている

長女に話した事を

やっぱり 後悔しつつも

まともに 会話が

成立する大人の人間

自分の胸の内を

こうして

伝えることが出来たのは

一体 いつぶりだろうか・・??

そう 何処か

ホッとしている 自分がいた・・

長くなってきたので

また続き スグ書きます

今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。

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