発達障害の夫ベンコロ ~不発の家出~

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~家族構成~

夫:通称 便所コオロギ(略称ベンコロ 高確率で発達障害)

長女:(元夫との娘24歳社会人・昨年8月からひとり暮らしスタート)

長男:ぱる太(夫由来の発達障害を持つ。小学6年生)

次女:(小学2年生)

週末の約束

先週末 土曜に高校時代の友人と 久々に会うことにしました。

本当は ゴールデンウィーク中に

予定を 入れていたのですが

先述しました通り

我が家の ゴールデンウィークは 悲惨でしたもので・・

自分が外に出かける隙間など 有るはずも無く・・

けれども 私も 生身の人間

心に思う事があっても 体が疲弊していても

そのままの状態で 走り続けるのは

ツラ過ぎる・・

その 一方で

ベンコロは 何も変わらず

家族が どのような状況に陥ろうとも

自分の 固定された生活ルーティンを

変える事などありません。

そんな人間に対して

真っ当な手段を 用いたところで

淘汰されるだけ・・

私は 何が何でも 友達と会おうと決めました。

まるで釣り合わない 自由度

そうは言っても ベンコロのように 自由に寝起きして

フラ~~と 身ひとつで 家を出れるなんてことは

この結婚生活の中で 1度も経験した事が無い。

そもそも ここにも 不公平感を覚えますが・・

土曜の午前中 ベンコロは 居なくなっていました。

仕事なのか??

いや、別に理由など どうでもいい

私は 今日 絶対に 家を飛び出す!

そして友達と会うんだ!

思い起こせば

私が最近??友達と会ったのは いつの事??

正月 以来だった。

そもそも ベンコロが休みの日に 出かけたのだって

その 正月の時が 3年近くぶりだった。

そんなにも長いこと 私は母としての時間から

解放されずに 暮らして居た

母として・・と 言うよりも

ひとりの 人間としての時間

それって

そんなに ハードルが高い物なのだろうか??

3人の子供

その内の1人は 成人し 既に手を離れている

他の2人だって トイレも着替えも

食事も出されれば 自分で食べる

なんなら 食べ終わった食器だって

シンクに運ぶ

まだ ふにゃふにゃの赤ちゃんが居る・・

そんな 家庭では無いのです。

にもかかわらず 数年 数ヶ月単位でしか

わずかな時間も 捻出出来ないって??

普通の ご家庭の方々からすると

ナゾだと思います。

私も ナゾ

いや、ベンコロとの生活とは

そう言う ものなのです・・

身勝手過ぎる 行動

そんな 公平性を欠いた 状況下であっても

子供達を 無責任に放り出し

いきなり 居なくなるような事は

当然の事ながら 私には出来ない。

不本意だけど ベンコロに

家を出る事をメールした。

ベンコロは 常に

何も予定を明かすこと無く 勝手に家を出るのに

何故 私が 出かける時だけ

いちいち 報告を入れる必要があるのか??

ここにも 腹が立って仕方なかった。

夕方になっても

ベンコロから 何の連絡も無い

仕方なく 子供達に夕ご飯を食べさせた。

お風呂も入れた。

キッチンの片付けも終わった。

バスタオルも洗濯に回した。

依然 ベンコロからの連絡は無い・・

メールを見ていないとは 思えない・・

強行突破

21時を回った頃

やっと 1階の玄関から 物音が聞こえた。

何としてでも

私が出かけるのを 阻止してやりたかったのだろう・・

それは

午前中 送ったメールに

「アナタが出て行かないなら 私が出て行く 帰るかどうか知らない」

こんな 文言を 入れたから??なのか??

ベンコロが仕事しながら

家事や 子供達の世話など

出来るハズも無く そもそも

やって来て居ないのだから

それらの やり方すら知らない。

私が 例え1日でも 居なくなるなんてことは

子供らもろとも

ベンコロだって 考えられない 状況なのであった。

にも関わらず 自分は

お金も 時間も 自由に使い

それらと真逆な生活を 私に強いていたとしても

全く 何も思わないどころか

このような やり方で

私を 家から出さない様に

してくる・・

さすがに こんな遅い時間から 出かけるなんてしない

ベンコロは 間違い無く そう 思ってる・・

この 汚いやり方が 余計に

私に 怒りを与え

風呂上がりの すっぴんの顔に

メイクをし 小さなバッグに

財布とスマホだけ入れて

2階から階段を 駆け下りた。

車を走らせながら

何故だか 体が 震えていた

やっと 息苦しさから 抜け出せた

一瞬でも

私は 自分の思ったように

行きたい場所に 向かってる

それが どのような形であったとしても

ひとりで 呼吸している

この 道のりが 自分に優しく出来ている

そんな 気持ちになれたのです。

頼れる 友人

同じく バツイチの友人は

母校のスグ側の アパートに 1人暮らしをしている。

友人が ここに引っ越した当初から 

ちょくちょく 遊びに来ていた。

正月 数年ぶりに会ったのも この友人。

30年も ずっと 友達。

私の状況も 全て知ってる。

だから 何時に 訪ねて行っても

時には 「子供も連れて来なよ」

そんなことまで 言ってくれる。

久々に 会ったのに

私は ひどく疲れていた・・

子供のように スグに睡魔におそわれ

床に敷かれた布団で寝てしまった・・

翌日 また ゆっくり

話せばいいや・・そう思い・・

何故だか 普段通り 早朝5時半に目覚めた

友人も 既に起きていて

テレビをつけている。

「朝ご飯 食べる??」

友人に そう 聞かれ

まるで スイッチが切り替わったように

子供達の事を 思った・・

全て 伝わらない・・

まだ 弱い朝日の中

私は再び 車を走らせていた・・

横浜の中心部にある 母校から

渋滞のない この 時間帯でも 片道30分近くはかかる・・

子供達が心配だった。

自ら 飛び出したけど・・

朝ご飯 どうしてるだろう??

こんな風に 考えてしまう自分

そこを知ったように つけ込むやり方をする

狡猾な ベンコロ・・

案の定

家に戻ると 予想通り

ベンコロは起きておらず

次女が コーフレークを自分で用意して

ぱる太と2人で 食べていた。

子供らの 朝ご飯

私が もう 戻らないかも知れない事・・

そんなことより 何より

普段通り 昼まで眠る

ベンコロは まるで 異世界で生きている

そして

この日も ひとり 自由に

出かけて行きました。

コイツには どのような手段を持っても

無駄なのだ・・

今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。

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