困った お客様。。

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もうすぐ 地獄の夏休みもフィナーレを迎えようとしている。

先ほどTwitterの方でも投稿したのだけど

新学期に向けて 今日は子供達の髪をカットしようと 思ってる。

ぱる太は ADHDがあるので ずっと同じ姿勢を保ち座っている事が 5年生になった今でも苦手だ。

たまたま 私が美容師であったことから うちの子供達は 一般のサロンに行ったことが無いのだけど

商業施設等に 入っているサロンは いつも 大体 混んでいる。

待ち時間の間 買い物したり 昼ご飯を食べたりしながら ようやく セット面に案内される。

カットするだけなのに 休日のほとんどを 費やすことになる お客様たち・・・

かくゆう 私も 大型サロンに所属していたので お盆前と学校が始まるこの時期は

お昼も食べないで 対応し続け 夕方過ぎても まだ お客様が途絶えない事も 普通だった。

立地にもよるけれど 老若男女 様々な客層に対応してると

本当に 色々なタイプのお客様に遭遇する。

今日は そんな美容師時代の数あるお客様エピソードの ひとつを 書いてみょうかなと思うので

どうか 最後まで お付き合い下さいな。。

結構 昔の事 確か元夫と結婚するかどうか 2,23歳の頃 まだ入客したばかりの ジュニアのスタイリストの頃だった。

担当していた Tさんは 当時おそらく60代くらいの年配女性で とても会話好きな人だった。

まだ 入客したての私は つい 手元に集中してしまい

Tさんとの会話のやり取りに初めは戸惑った。

何度か 来店して貰えるように なるうち 徐々に慣れてきた頃

Tさんには まだ結婚していない息子さんが居るのだと聞いた。

もう お察しかも知れないが Tさんは自分の息子を 来店の度に 私に薦めるようになった。

息子さんは 当時40代のお医者様で北海道に在住。

まだ20代前半の私からすると 充分すぎるくらいオッサンだった。

付き合っていた4歳上の元夫でさえ たまにゼネレーションギャップを感じるのに

自分の親と同世代の オッサンを平気で薦めてくる Tさんの神経が分からなかった。

縁談(笑)を持ち込んでくる前の Tさんとのやり取りで

私の実家の わりと近くにTさんも お住まいだと知り じりじりと 距離を縮めて来る感じはあり

そこから詳しく実家の場所を聞き出そうとしてきた。 ちょっと 面倒だなと思って

特定され無い範囲で だいたいあの辺です~~・・そんな感じで

お客様であるTさんが ご不快にならない様 ものすごくやんわり 伝えたのだった。

カラーとカットで来店する Tさんは

根元の白髪のリタッチに ほぼ1ヶ月に1度のサイクルで来店する。

いつものように ヘアダイ(カラー剤)をペタペタ Tさんの頭に 塗布してると

鏡越しに Tさんの視線を感じた。

「ねぇえ、ゆり太さんの ご実家って 昔 ケーキ屋さんだった~??」

唐突な Tさんの問いかけに ビックリした。

「ゆり太さんの言ってた ご実家の辺りに Eってケーキ屋さんあったの知ってる??

今は 潰して家が何軒か建っちゃってるけど」

『あ・・はい、Eってケーキ屋さんは知ってますが実家は違います。

あ、今はもう 無くなってしまったんですね。』

「えでもね、あの辺で ○○さんって(私の名字)お家 あのお宅しか無いのよ~」

恐すぎると思った・・・

ちなみに 実家は Tさんが言うケーキ屋から7,8分歩いたところにあるクソボロい県営団地だった。

団地名を言えば すぐに特定されかねないのと 地元では ほぼ良いイメージの無い あの団地に住んでいたとか 知られたくないのもあったから 少し幅を持たせて 伝えたつもりが

とんでもない Tさんの勘違いと 何より 近所とは言え 町内を リサーチまでしていたなんて

いくら お客様でも やり過ぎだと思った。

そもそも 私はTさんの息子さんに 「会います」など ただの1度も言ったことが無いのに 実家なんか調べて 一体 何がしたいんだろう??

まぁ あの団地に住んでいたと知ったら お医者様の嫁にはふさわしくないとか 思ってくれたのか??

その後も 来店の度に Tさんの息子プッシュは続き

「お医者様で北海道在住」と言う経歴の 詳細が 語られて 少し驚いたのだけど

息子さんは 酪農関係の獣医さんで 馬や牛の お医者様なのだそうだ。

そのため 必然的に 牧場地が勤務先となるため なかなか 良いご縁に 恵まれないとのことだった。

「ゆり太さんは ほら こうして手に職を持ってるし 何処に行ったって お仕事も出来るしね」

有り難い??事に 北海道移住後の 私のリクルート先まで 視野に入れて下さっていたらしい。

美容師は技術職だけど 一定の接客能力は必須であるため 私の様な人間でも

「好印象」と見られるべく 努力はしていた。

でも、 こう言う場合はとても厄介だ。

その サロンは3年ほどで辞めて その後 元夫と結婚した。。

それを期にTさんとは お会いすることは 無くなり 毎月の縁談話からも 解放された。

でも・・

Tさんのお陰?で 子供の頃 何度も食べた事のある

あのEと言う名前のケーキ屋さんが

自分と同じ 名字の人が やってたって言うことは知ることが出来た。。

アイキャッチ画像:StockSnapによるPixabayからの画像

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