ゆり太です。。
前々回 高校時代の
クラス会の件について 書きました
今日は その後の
ある出来事について
書いていきますので
是非 こちらも↓↓読んで頂けると
嬉しいです
楽しかったハズの高校時代
年明け 抗ガン剤治療に入る前に
「みんなに会っておきたい」
そんな べーやんの声かけで
昨年12月に クラス会と言う名の
「飲み会」が開かれたものの
結局 私は 行かなかった
病気のべーやんに対し
あまりに 配慮を欠いた
グループLINEの画面を
見つめているうち
私は 自分の中で
楽しかった 高校時代の想い出
そのものに対し やや
懐疑的になっていた
いや・・でも 確かに
あの頃は とても 充実していたし
学区外の公立高校を 受験した私は
同じ中学校の友達が
ほとんどいない 高校で
色々な意味で それまでの
自分を リセット出来たし
みんなと 出会えた事
そして 卒業し30年経っても
ずっと 繋がって来れたメンバーは
貴重な存在だったはず・・
だから きっと 私の中の
楽しかった 大切な想い出には
変わりない
ただ 30年と言う時間は
あっという間では あったけれど
決して短いものでは無く
その間 人生における
大きな変化や
とても重要な決断を
その 長い年月の中で
幾度も 繰り返して来たのは
きっと みんな 同じなのだ
実家を出て 進学や就職
結婚や出産
離婚
家族間の問題
仕事先での悩み・・
人生の折り返し地点で
ガンと宣告された べーやん
どれ程の 絶望を抱え
今 闘病しているのか・・
私なんかには 想像すら
出来やしない
そんな べーやんの顔を見る
機会を 自ら放棄したようで
クラス会に 行かなかった
自分に対し
何処か 罪悪感のような・・
後悔のような・・
自分でも 上手くその気持ちを
消化出来ないまま 年を越した
友人Mの行動
元日 LINEが鳴った
開くと 同じく
クラスLINEのメンバー
Mからだった
(Mは このブログに
ちょくちょく登場している
高校時代一緒に バンドを組んでいた
男友達)
「あれ?飲み会 行ってないん??」
誰かが作成した スケジュール調整の
ツールに 出欠どころか
名前すら 入力せず
放置していた 私・・
あれ以来 グループLINEの
通知はオフにし
膨大な件数の メッセージも
開かないままになっていた
だから 私は
誰が 出席で
誰が 行かなかったのか
知るよしも 無い
「うん 行ってない」
そう 短く返事すると
「あ、オレも」
同じような 細切れの返事が
スグに入った
そこで やっと
Mも 行ってない事を知る
「なんかさぁ 知らない人ばかりになってきて」
そう Mが何気なく 言う
(私と同じなのか・・)
心で 返答しつつ
いつもの お約束的な下らない
やり取りを 続けながら
ふと Mのある行動を
思い出していた・・
べーやんが みんなに
「ガンになった」と 告白した日
グループの やり取りの中で
Mは突然 グループLINEを抜けた
→直後 すぐに 他の友達に
招待され 連れ戻される
一瞬 こんなやり取りがあった・・
その時は 元々
酒グセの悪いMが
その日も 酔っていて
衝動的に退出した~・・みたいな感じに
なっていたから
大して 何も思わなかったのと
Mは誰とでも 仲良く出来るスキルが
私なんかより 遙かに高い
グループLINE 抜けたのも
ウケ狙いぐらいにしか
私は 思ってなかった
だから Mの
「知らない人ばかり・・」が
ちょっと 引っかかり
「ねぇ、グループ抜けたの
あれ、 マジだった??
もしかして??」
そう 何となく 尋ねると
「うん」
Mから 再び 短い
細切れな返事が 返って来た・・
語られる本音
Mとは 長い付き合いだけど
今まで 深刻な話って
ほとんどした事がない
バンドを一緒に やっていた頃も
いつも 誰かとフザけてばかりいて
Mが 誰かに対して
怒るところも
見たことが無い
そう 記憶している・・
Mは あの日
どんどん あさっての方向に
流れていく グループLINEの内容に
居心地の悪さを 感じ
抜けたのだと 言う
スグに 他2人の 友達から
「なんで 抜けるの?!」と
詰められ 強引に連れ戻されたらしい
「面倒だから 戻ったけど
もう 絡むことは無い」
取り留めも無く続く
そんな 淡々とした やり取りから
Mの表情が 何となく
浮かび上がって来る
何より Mはべーやんの告白に
とても ショックを受けていた
私も あの日は
どんな言葉も 見つからず
数時間考え ひと言 返すのが
やっとだったけど
Mは べーやんと
電話で話したらしい
「文字じゃ 思いつかないから」
「アイツ 普通でさ
ひとりで もう
覚悟 決めてるんだよ」
同い年の友達が
「自分の最後」を
冷静に 受け入れようとしている・・
私も 胸が 締め付けられ
とても 苦しくなった
目の前の時間
どんどん 友達追加され
全く 親しくも無い
繋がりだけが 増えていく
グループLINEから
私は自分から 抜けたのか??
それとも 結果として
はじき出されたのか??
もはや どちらの言い方でも
別に 構わない
私だって Mのように
行動で 示さなかっただけで
とっくに いつ抜けてもイイと
ずっと 前から思っていた
思っていたのに
それを 出来ないでいたのは
一体 なんでなのだろう・・??
フタを開けてみれば
当日 集まったのは
べーやん ほか
勝手に 自分らの ノリ丸出しで
わちゃわちゃ
盛り上がっていた女子達と
男子数名だけ・・
「みんな 上辺だけの大人に
成り下がりやがった」
そう 悔しげに 言うMに
私は 再び
どんな 言葉も
見つけられずにいた
もし もう少し若い年齢だったら
べーやんに 配慮が足らない
あの 女子達を
もしかして 誰か
止める人も 居たかもしれない・・
歳を取ると
そこまで 熱くなることが
なんだか みっともない目で見られるし
それを しないのが
きっと 世間で言う
「大人」なのだろう
明らかに おかしな空気の中で
居心地が 悪く感じるのなら
外の空気を 吸いに
無言で 退出するのは
至極 当然の行動・・
過去の楽しかった想い出を
守りたいが為に
こんな 建前だけの
冷ややかな状況に
しがみついていたいとは
私は もう 思わない
今の この 一瞬だって
毎秒ごとに 戻らない過去の
時間となっている
目の前の時間を 大切に生きる事
皮肉にも べーやんの
あの 告白から
過去に執着している
自分に 気付かされたのだった・・
今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。
Mと「友達やめてやる!!」と思った出来事↓↓
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