CLUBゆり太へようこそ・・
前回の記事で おしまいに
ゆり太が移籍をすべきか迷い始めている事について触れました。
本日はベンコロと出会うきっかけとなった店の
ママとゆり太の関係性が微妙に変化し
このまま店を続けて行くべきなのか?
考えるようになったきっかけをメインにお話していきます。
どうか最後まで お付き合い下さいな。。
ママは私より4歳上のお姉さん。元々とあるお店で一緒に仕事をして居ました。
そこのお店のオーナーママはネイルサロンを出店すべく 店に出てこなくなり
ママがその店のチーママとなり 店を取り仕切るようになりました。
そんなに大きな店では無かったのですが 忘年会シーズンなどイベント時期は
けっこう忙しく まだ新人だった私は慣れない日々が続き必死でした。
(ちなみにベンコロ この店にも連れて来られた事があったようです 知りませんけど)
当時のママはとてもコワイ人。
怒ると「テメェ~ このヤロ~ バカヤロ~ 説明してみろ~」
ママに嫌われたらもう店を辞めるしかないんじゃないか??
そのくらいママは女の子達から恐れられていましたし
実際ママがチーママになってから辞めていく女の子達もけっこう居たのです。
私もママの事は 当時大っ嫌いでした。
お客さんの前でも平気で女の子を叱ったり
自分の思い通りにならなければ 徹底的に相手を追い詰めるワンマンぶりに嫌気がさしていたのです。
けれどお客さんが全然つかなくて伸び悩んでいた頃 ママは私を必死で引っ張り上げてくれました。
どんなにダメな私でも絶対に辞めさせたりはしなかったのです。
そんなママを心から信頼していたし
ママも私をどの女の子達よりも 可愛がり面倒を見てくれていたと思います。
ある日 店が始まる前の時間 オーナーママから
「ゆり太 話があるの。今日早く出てこれない??」と電話があった。
話なら この電話でしてくれたら良いのに・・と内心思いつつ
久々にオーナーママと会うことになった。
そこで突然 ママが店を辞めた事を知らされ 私はとても動揺したのだ。
目の前ではオーナーママが 急に店を去ったママに対する不満や怒りを延々語っていたけれど
そんな話は全く耳に入って来ない 私は衝撃を受けていた。
そして 私に何も言わずに店を辞めて行ったママに対して言い様のない寂しさを感じ
(どうしてよ・・私にぐらいなんかゆってくれても良かったじゃん・・)
ツラくて悲しくて仕方が無かった。
ママが辞めた後 残された私は自分からママに連絡しても良いものか?ずっと迷っていた。
オーナーママの荒れぶりから 2人の間に何らかのトラブルがあったのは間違い無く
それが原因でママが店を去ったのは明らかだった。
ママが居なくなりオーナーママが再び店に戻ってきたけれど
自分の店とは言え 1年近く留守にしていたオーナーママの仕事ぶりは
歳下の私から見てもヒドイものだった。
女の子達の間でも微妙な空気が流れ出していた頃
ママから久々に連絡があったのだ
「ゆり太元気にしてる?? アタシさ 店出すんだよ」
久々に聞いたママの声。 私は 泣きそうになった。
そして どうして私に 何も言わないで辞めたのか・・聞きたくて仕方なかった。
でも 私に話したらきっと 自分と一緒に私が辞めると言い出しかねないのを
ママは分かってた
長女を育てている私が 後先考えずに店を辞めるのをママも心配だったのかもしれない。
ママは元居たオーナーママの店から数十メートル先の同じ通りのビルに店を出した。
これは条件に合う空き物件がたまたまそこだっただけで 別にオーナーママの店を牽制するとか
そんな意図は全くないとママは主張していたけれど オーナーママはもうカンカンだった。
「恩知らず」だの「何も同じ通りにわざわざ店出さなくても」だの
そしてママの店に移るのに自分の店を辞めた私に対しても
「さんざん可愛がって育ててやったのに・・」そんな事ばかりお客さんづてに聞かされたけれど
ママも私も新しい店の事でオーナーママのイチャモンに付き合ってるような暇も無かった。
毎日夕方前に出勤し 翌日 昼まで店に残る日々を送っていた。
お店はしばらく順調だった。
だけれど やっぱりママのワンマンな部分に周りは疲弊して行き
入ってもすぐに辞めていく女の子や
お客さんによってはママのちょっとオラオラな部分を敬遠する人も存在したりした。
(ちなみにベンコロもママのことを苦手だと語っていた。理由は なんか緊張する・・だそうです
どうでも良いので 次行きます)
ずっとずっとママの子飼いの私だった。
新しくオープンした店の為に自分なりに色々と考えて来たし
少しでも店を支えたいと いつも思っていた。
そうやってママと一緒に頑張ってきた私だけれど
暇な日が続くある日の閉店後 たまらず自分の考えをママにぶつけずには居られなかった。
話が進むうちに ママの口調もだんだんと荒くなり
私も初めてママに意見した
「ママは自分だけで店回してるとか思ってるんじゃないですか?!」
私のこの言葉がママの逆鱗に触れた。めちゃくちゃ怒鳴り散らされたけど
自分が全て間違ってるとも思わなかった。
生意気な事を言ってるとは思ったけれど
私だって ママの事 店の事 ちゃんと考えてる!!だから言わずには居られなかったのだ。
その日を境に店には出てたけど ママと話すことは無くなった。
そんな時 ママのお客さんの鬼瓦さんが
「ママ 今日 ゆり太借りるよ」
閉店後 鬼瓦さんにそう言われて アフターに行く事になった。
ママは怪訝な顔をしていた。自分のお客さんが 私とアフターに行く事が気になるっている様子・・・
私も 鬼瓦さんとはそんなに親しくも無く それまで誘われたことすら無かった・・
そもそも前々から 私はこの人が嫌いだ。
だいたいママ抜きで何故 私を連れ出そうとしてるのか・・??
また近いうち続きでも・・
今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。
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