~家族構成~
夫:通称 便所コオロギ(略称ベンコロ 高確率で発達障害)
長女:(元夫との娘23歳社会人)
長男:ぱる太(夫由来の発達障害を持つ。小学5年生)
次女:(小学1年生)
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長女が 何の相談も 前振りも無く 家を出ようとしていた。
別に成人した 社会人だし ある程度の計画性や 生活ベースの見通しがついているなら
いつどんなタイミングで この家を出ていくのは本人の自由だとは思っていた。
数日前から 長女の部屋から 物が消え始めた。初めは 部屋の整理でも始めたのか??と、思っていた。そのうち 靴や 収納に使っていた カラーボックスの中身も消えた辺りで 何となく 私も
もしかして 家を出る気なのか??と、思い始めた。
長女が小学校4年生の頃に ベンコロと再婚した。
長いこと ひとりっこだった長女に 歳が離れすぎた 弟や妹は煩わしい存在でしか無く ベンコロをはじめ 姉弟たちとも 折り合いが悪く 私とも 口を聞いたり聞かなかったりだ。
長女の中では 私がベンコロと再婚さえしなければ 自分の人生はもっと違ってたと 思っているのだろう。 確かに母親を精神的な病気にまでさせる 意味不明すぎる継父や テレワーク中でも 騒がしい姉弟たちと 生活せずに済んだのだ。
長女と元夫は自由に会っている。
養育費などは一切 貰ってなかったけど 二人のやり取りや 祖父母とも特に条件や制限はかけていない。 私にとっては 散々な人達であったけど 長女にとっては 実の父や祖父母なのだから 長女の好きにさせていた。
ベンコロも 実の父に会うことに対して 特に何も言わなかった・・・と、言うよりも
ベンコロは自分以外に興味が無いため どちらかと言えば 問題ですら無かったようだ。
そもそも ベンコロは長女に パパと呼ばれたいとか無いらしく
長女もベンコロを 「ベンちゃん」と 呼んでいた。
長女にとって 決して居心地の良い環境で無かったのは 私とて認識はしていた。
だから 長女が夏休みとか 長期の休みに入ると 決まって元夫と暮らしていた家にしばらく 泊まって帰ってこなくなる。
ベンコロは寧ろ それを 「態度が悪いやつが居なくなって せいせいした。」ぐらいに 思っていた。
長女も長女で 住み慣れた 自分の家に里帰りし 気兼ねなく過ごせる そのひとときを 拠り所としていたのだった。
そんな 実の父との関係に転機が訪れる。
元夫が再婚したのだった。
元夫ととしては 遊びに来るのは良いけど 留守中合鍵で入ったりするのは
されたくないと 私に電話を寄越して言った。 気持ちは分かるが それは 私の言う事で無いように思えた。 再婚したのは元夫であって 奥様との関係性において 長女をこれまで通りに 受け入れられなくなったと言うことなのだろうが 元夫は直接面と向かって 長女に言いづらいのだ。
「それは、私が 話さなきゃ ならないこと?」 率直に感じた事を 元夫に言うと
「え?だって アイツ(長女)勝手に入ってきて 家のもの 持ち出したりするんだよ、される側の気持ち考えたことあるか?」 元夫は イライラした口調で 私に言う。
要するに 奥様がお気に召さないことを しないように 私からよく 教育しとけと 言いたいのである。 筋違いも甚だしく やっぱり 私は こんなヤツと 離婚して正解だったと 改めて思った。
長女には 可哀想だが これで住み慣れた家にも自由に出入りすることが出来なくなった。
長女も 元夫の奥さんの存在を知るところとなり 徐々に 元夫との距離も出来て行った。
何処にも 居場所をなくした 長女は さぞ この家から出たかったのだろう。
そう思う原因が母親である 私の離婚や再婚だった。だから家を出ること自体には なんとも思わない
ただ ひとこと 「家を出ようと思っている・・」 それぐらい 言っても 良いんじゃないか
それとも いちいち そんな断りも 挨拶もする必要のない母親だったのか??
さみしいような 自分でも まぁ 身勝手な母親だったからな・・・と、納得してしまったりもする。
□□□□□□□□□□□□□□□□□ 『とにかく早い者勝ちっ!』 ドメイン取るならお名前.comアイキャッチ画像:作者: meihe2019222を使用しています。
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