ちょうど2年前の4月8日
ずっと側に居てくれた 愛犬 ハナがお空に行きました。
2年経った 今でも ずっと ハナの事を 思い出さない日はありません。
あの日を振り返ると 今でもやっぱり 泣いてしまいます。
犬に限らず これから ペットとして
動物をお迎えしようと考えている方々に
今日の こちらのブログから 何らかを
メッセージとして
お伝え出来たら嬉しいです。
今日はそんなこと書いていきますので
どうか最後まで お付き合い下さいな。。
長女が 現在次女と同じ7歳の頃 ハナをお迎えしました。
当時は割と珍しかった MIX犬(今雑種とか言うと怒られます笑)
チワワ父とシーズー母から
生まれたハナ♀は お目々が まん丸の 本当に可愛い子犬でした。
仕事で家を空ける時間が長かった私 長女は寂しがり 出がけに泣かれることも たまにありました。
実家にも 私が家を出る前から飼われていたワンコがおり 長女もとても可愛がっていて
かねてから ずっと
「うちにもわんちゃんが欲しい」と言っていましたが
「ご飯や散歩 トイレの世話などが出来る お姉さんにならないと無理だよ」
そう 伝えて来ていました。
長女が 小学2年生になった頃 ネットでちょくちょくワンコをチェックしていました。
夏休みに入る前の ある日
長女には内緒でハナが居るお店に行き その場でお迎えする事を決めました。
そこから 2週間ほど 夏休みに入ったタイミングで
ハナが居るお店に 長女を連れてお迎えに行きました。
このサプライズ?!に 長女はとても喜び
まだ両方の手のひらに乗るほどの 小さなハナを
ミスドの箱のような形をした 段ボール素材のボックスに入れて貰い
我が家に初めて連れて帰りました。
この日から ハナは寂しがりな長女の 心強いお留守番仲間
何よりも 大切な家族になりました。
長女が小さな頃よく見ていた
ディズニーの「リロ&スティッチ」で 家族をハワイ語で「オハナ」と
リロと 姉のナニが言っています。
長女が 大切な家族をそこからイメージして 「ハナ」と名付けたのでした。
実家にいた頃も ワンコと暮らして居た私ですが
実際に自分がメインで面倒を見ていたワケでは無いので ハナをお迎えした後
予想外に 子犬に手がかかる事を知りました。
実家のワンコは 少し月齢が経ってからブリーダーさんのお家から
お迎えしたワンコだったので
他のワンコたちや 人間との生活にも慣れていたのと ある程度トイレも覚えていたので
実家に移り住んでからも 割とスムーズに環境にも順応し
トイレも さほど時間はかからず 覚えてくれましたが
ハナは本当に赤ちゃんでお迎えしたので 粉ミルクも必要だったし
ドッグフードも柔らかくふやかし 離乳食にして食べさせたり
トイレもゼロからのスタートなので
根気よく教えなければなりませんでした。
私が仕事から戻ると ゲージの中にあるトイレでうんこをした後
遊んでしまって 全身うんこまみれになったハナを
フラフラになりながら
お風呂に入れ無くてはならなかったり・・笑
ソファーの背もたれから ジャンプしそうになったり 危ない事にも色々と注意が必要で
目が離せない子犬時代。
文字通り 「家族」(オハナ)
犬だから人間の子供よりも 手がかからないと言う事では
決してありません。
言葉が話せない動物は具合が悪いとか 暑い寒いも 飼い主が注意深く観察して
それらに気付いてあげる必要がある事を 改めてハナから教わりました。
長女と共に ハナもどんどん成長し 後から生まれてきた長男や次女にも
大人の対応 寛大で優しいワンコとなりました。
歳を重ねるごとに病気も見つかり手術をしたり 病院に通う事も増え
亡くなる1年ほど前くらいには
お漏らししてしまう事も多くなりました。
通っていた病院の勧めで 鍼灸治療を受けたりもしていましたが あまり効果が無く
やはり オムツをして過ごすようになりました。
子犬の頃 1日中ジャンプして走り回っていたハナは
1日のほとんどを クッションやソファーで 眠って過ごすようになりました。
階段の上り下りも出来なくなりました。
目に見えて おばあちゃんになっていく ハナを見ていると
いつからか私も その日を意識しするようになり
長時間の外出も 控えるようになりました。
亡くなる前の日の朝まで 本当に普段通り。
特に体調が悪いも何も無く 本当に元気そのものでした。
朝ごはんの準備をしながら 子供達にリンゴをむいて居ると
いつものようにおねだりに
私の足下まで ハナが走ってやって来ました・・リンゴを差し出そうとした時
激しく咳き込むような呼吸をし
いきなり 横向きで倒れ 苦しみ出したのです。
急な事に慌てて 病院に電話をするも まだ診療時間外で繋がらず
不安な気持ちで病院が開くのを待つしかありませんでした。
横たわるハナをなで続けてながら
ついさっきまで 大好きなリンゴを欲しがり走っていたのに?? なんで??
言い表しようの無い不安と恐怖で ボロボロ涙がこぼれていました。
でも 病院に行けば良くなると この時も普通に思っていました。
現に診察して 処方された 薬を飲ませたら容体も安定し 自力で歩いたりトイレもしてました。
なので きっと大丈夫なのだと まだまだハナと一緒に居られると そう思っていました。
翌日も ハナを病院に連れてくるように言われて居たので朝一で連れて行きました。
朝ご飯も食べてくれ 出かける前に慌ただしく 洗濯物を干す私の足下に
いつものように頭をナデナデしてと甘えてくるハナ・・
今思えば この時ハナは
「病院なんか行かないで このままずっと お家ですごそう」って
言ってたのかな・・??
自分で歩いて私のところまで来てくれた最後の姿です。
その日の夜遅く ハナはお空に行きました。
私の膝の上で最後まで一緒に居てくれました。
亡くなる直前に 吐血をしてしまい痛々しく 見ているのが辛かった
苦しそうなハナの姿を思い出す度 何も出来ない自分が 見殺しにしてしまったような
そんな気持ちになります。
ハナは 「肺水腫」と診断され 助からない状態でした。
でも 最後まで頑張って生き抜いてくれました。
ハナの最期の時まで私と長女は側に居られて幸せでした。
ハナの骨をひとつひとつ拾い上げ 骨壺に納め終えたとき
葬儀社の方が こんなお話をして下さいました。
「人間と一緒に暮らして居た ペットちゃん達は 2度死ぬんです」
「1度目は 肉体が死んだとき 2度目は 飼い主に忘れられた時です」
ハナが2度死んでしまう事は この先ありません。
ちょうど四十九日目に ハナは14回目のお誕生日を迎えました。
ワンコ用の お誕生ケーキを買って来ようかと思いましたが
生物だと長くは お供えする事が出来ず
せっかくのケーキを 捨てなくてはならなくなるのは
ハナが可哀想な気がして イヤでした。
そこで クッキーでハナを作りました。
クッキーなら常温の部屋でも 数日 問題無くお供えできて
最終的に みんなで食べてあげれます。
ハナの死後 私は全く寝ない 食べない日をしばらく送っていました。
流石に飲み物くらいは飲んでいましたが
本当に一睡もしない 食事も子供達に作りはするものの
自分は 何も食べる事が出来なくなりました。
人って こんなに何も食べなくても 寝なくても 普通に生きられるんだ??と
まるで 他人事のように思いました。
そんな私を長女が心配し 果物や 口当たりの良さそうなデザート等を買ってきて
とにかく 何でも良いから食べるよう 言うので
少し食べて 長女を安心させなければ・・と ちょっとずつ
口から食べ物を飲み込むようになりました。
はたから見れば 「たかだか犬1匹 死んだぐらいで・・」と
思う人も居ると思います。
私は 実の父親が次女の出産直前に亡くなった時も 泣くことはありませんでした。
元々 実家がイヤで早くに家を出たのもありましたが
ひとりで生きていけるようになった私の 父親である役割を終えたのだと そう 思えたのでした。
死に対する受け止め方と言うのは 人それぞれなのかも知れませんが
ペットとして暮らして居た動物達の存在は
家族にとって 本当にかけがえの無い存在である事は 間違いないと思います。
そして 動物達も 最期のその時も 一緒に 側に居て欲しいと
家族に対して願っています。
ハナが亡くなり1年が経過した頃 ようやく
自分は もしかしたら ジメジメした押し入れにでも 閉じこもっているのか・・??
ふと そんな風に自分の事を思うようになりました。
そこまでの約10年 発達障害の夫ベンコロやベンコロ一族 長男ぱる太の事で散々 ツラい目に
遭ってきましたが ハナが亡くなったこれ以上の悲しみなど他に無く
亡くなる数年前から常に感じていた ハナをいつ失うかの恐れからも
とっくに自分は 解放されていた事にも気付きました。
ハナを失ったからと言って 本来の自分を死なせる事が正しいとは 決して思えず
ベンコロとの取るに足らないこの生活から 自分を救い出せるのも また自分である事にも
気付いた途端 私は このまま じっとしているワケには行かない!!と
このブログを始め Twitter クラウドワークスでライター ストリートピアノ
YouTubeなど 様々な事に 挑戦するようになりました。
活動にあたり アイコンを何にすべきか・・・
ハナの四十九日目のお誕生日に作った クッキーの画像を加工し
私のメディア共通のアイコンにしています。
「5」の数字は ハナの誕生日が5月なのと 何かを成し遂げるまでの目標として
何となく『5年』かな??と 言う・・ここはちょっと 適当ですが・・笑
そのような 想いから 亡くなったハナに復活を誓いました。
私に新たな 命を吹き込んでくれている ハナに 感謝しかありません。
よその わんちゃんがお散歩する姿を見かけると
やっぱり また うちにも来てくれる子いないかな~と思う事もあります。
ハナも 新しいワンコが来ても きっと寂しがったりはしないと思いますが
あの 悲しいお別れを再び経験するのかと思うと やっぱり 勇気が出ません。
それを本当に理解出来て居なかったから
あの時すぐにハナをお迎えしょうなんて思えたのだと思います。
ハナの死とやっと向き合う事が出来るまで 本当に時間が必要でした。
このブログを書きながら読み返し自分で号泣してしまう
そんな しょうも無い私が このような長文を書いてお伝えしたかった理由のひとつに
悲しくも 保護される動物達が増えている事があります。
今 ペットちゃん達と暮らす その限りある時間を
どうか大切に考えて頂けたら 私もハナも嬉しいです。
今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。
私のピアノと共にこの日を振り返ました。。↓
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