パニック障害。。

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~家族構成~

夫:通称 便所コオロギ(略称ベンコロ 高確率で発達障害)

長女:(元夫との娘24歳社会人)

長男:ぱる太(夫由来の発達障害を持つ。小学5年生)

次女:(小学1年生)

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ベンコロとの再婚を境に それまでの私と言う存在は 11年間 失われたままだった。

ベンコロがイヤがったから ずっとお世話になっていた 夜の仕事繋がりの人たちとの 連絡も一切取らなくしたし ほぼ 切れ目無く2人目、3人目の 妊娠、出産、授乳の期間が続いたのもあって

地元の学生時代の集まりにも連絡を貰っても なかなか顔を出すことすら 出来なくなっていった。

必然的に 私は外部との繋がりを断たれた状況になっていることに 気付かぬまま

ずっと 狭い 『家庭』という 究極に限定された スペースでしか生活しなくなっていった。

今 振り返ると 非常に危うい 状況であるにもかかわらず 自分の居場所はそこしかないと

本気で思い込んでいたのだ。

ベンコロが 仕事の平日は ほぼ ぱる太と家の中で過ごし ベンコロが休みの日に

外に出ると 言った感じだった。 ベンコロが毎週 必ず行く いつもの ショッピングモールでいつもの 停め位置に車を入れ 一通り モール内をうろうろして いつもの フードコートでご飯を食べて 帰る。 いつの間にか ベンコロの この 「いつもの」に 私も取り込まれていき

いつからか いつもと違う行動を取ることに 不安を感じるようになって行った。

せっかく 一緒になれたのに 旅行にも行かず 子供が産まれても 海にもプールにも

連れて行くことが無いベンコロは 自分自身に何か良い意味での影響がない事柄は

全て行動に繋がらないのだった。 「家族のため」 「子供を喜ばせたい」

自分のルーティンを 崩してまで 自分以外の誰かの為に行動を取ると言う選択肢がそもそも 無いのだった。

何年も何年も 同じショッピングモールに通い 同じモノを食べる ベンコロにとっての安心感は

私だけで無く 家族を更に 窮屈な 檻の中に閉じ込めていった。

次第に 私は息苦しさを感じるのだけど その生活に変化を加えられるだけの 気力もベンコロとの日常で失われていた。

ある時 私は パニック発作を起こした。

呼吸が出来なくなって その場にもじっとして居られなくなって

どうしよう、どうしよう、息が出来ない このまま死んでしまう!! 

病院へ行き 初めて 自分が病んでいた事に気付いた。本来の自分を取り戻すどころか その自分が どんなだったかすら もう 思い出せない それほどに ベンコロとの日常に疲弊していた事に

やっと気付いた。

当時 3人目を妊娠中 切迫流産で絶対安静なのにも関わらず ベンコロの生活ぶりが 変わることは無く そこに ぱる太の中耳炎が悪化して 鼓膜切開することになった。

術後も40度を超える 高熱がしばらく続き 夜中も 起きる日々

幼稚園も 1ヶ月近く休むこととなり 昼間も ぱる太が居ると 横になってばかりも居られなかった。 トイレに 行く度に 茶色いオリモノが出てる。目の前で高熱出している ぱる太は 当然大事だけど お腹に居る 赤ちゃんが このままダメになってしまったら・・そのためにも 安静にしていたいのに ベンコロに何を話しても 

その場では 「うん、わかった。」と、言うから 初めは期待をしてしまう。

その返事は 単に話の内容を聞いたと言うだけで 私やお腹の子のために 朝 ぱる太を園バスに乗せるとか 休みの日だけでも 家事を手伝うとか それらをやるように努力をする 等の 返事ではないのである。

ぱる太は術後も しばらく通院になり いっそ入院させて欲しいとさえ思ってしまうほどだった。

だけど それはそれで 結局 病院に毎日足を運ぶことになるだろうし まだ年少になりたての ぱる太が私と離れて 病院で寝るなんて やっぱり 可哀想だ。

心療内科で 妊娠中でも 飲める薬が処方されたけど やっぱりお腹の子が心配で飲まなかった。

ただでさえ 出血しているような状態で 赤ちゃんも頑張ってくれようとしているのに 薬なんて どうしても 飲めなかった。

一方で また いつ あの発作が起こるか とても不安で仕方なくて 夜になると 布団を被るのも 恐いし 目を閉じようとすると いつも のどのあたりが 塞がれるような 息苦しさがに襲われるのだった。 眠るのも恐い 自分は一体何なら 心と体を休めるのか?

とても ツライ病気なのに 結局の所 行動療法や認知療法など 自分の普段の行動をや 受け取り方修正していく方法が不可欠で 薬だけで治そうとするのは やっぱり無理があるようにおもう。

私としては ベンコロの 意味不明すぎる 行動により精神的に追い詰められて このような 病気になってしまってるのに 普段の行動や受け取り方を修正するのが 自分って

なんとも 納得行かない 話である。

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