今振り返っても あれだけ ぱる太と周囲、それらを取り巻く環境との関係に頭を抱えたことは無い。そう言っても 過言では無いかもしれない。
幼稚園 年少のぱる太は ほぼ毎日 トラブルを起こして 夕方 担任の先生が電話をしてきた。
トラブルの 内容は主に 友達に噛みついた 押した ひっかいたと言った 他害行為だった。
通っていた幼稚園には 加害者親が 被害者親に電話もしくは 直接 その都度謝罪をするという
ナゾ??!のルールがあった。
なので 私は毎日 何処かしらの お宅に電話をし 不在の場合はメールやLINEで 電話した旨を伝え 再度 繋がるまで連絡をし 謝罪をする毎日 時には2日続けて同じお宅に電話をするなんて事もあった。
長女は 別な幼稚園に通わせていたが 基本 子供同士のトラブルはその場で先生が間に入り
解決して下さって居たのと そもそも長女はおとなしい性格であったため トラブルの当事者になることもなかった。 今の時代 親同士も謝罪の場を設ける幼稚園が通例なのか?? それとも 通わせていた幼稚園独自のルールなのか??
どちらにしても 私とぱる太の評価は最悪であった。
「いつも友達に暴力を振るう子供 教育できてない母親」
担任の先生によると ぱる太がトラブルになるきかっけの その多くは 一斉指示によるレクの場で起こると言う。
例えば 椅子取りゲームや フルーツバスケットなど みんなで行うゲームで 最初に先生が全員にルールを説明して すぐスタートと言った場面で 他の子は先生の説明で理解できて居るけど
ぱる太にその説明が通じてない→ ルールを理解しないまま ゲームが始まってしまう→ ぱる太が間違った行動をしてしまう→ それを 「ズルをした!!」と、みんなが言う→ ぱる太 反撃・・
ぱる太としてはズルをしたつもりは無いし 単純にルールが分からなくてやってしまったことを
周りに責められた事で そんな行動になってしまうのだ。
もちろん 暴力は悪いことで 当然 再三再四 ぱる太に注意はしてきていた。
ぱる太に発達に遅れがあることを 周りのお母さん達に伝えられずにいたし 伝える事を敢えてしていなかった。 そこへ 問題が続いて居るからと言って 突然 公表しても 後出しジャンケン的にしか思われないだろうと 思った。 むしろ そう言った障害を盾に ぱる太の行動を擁護しろと言ってるようで 自分も やだった。
まだ その当時は 親である 自分自身が ぱる太の障害を受け入れられずに居たのもあり 頑なに 先生以外の周りの人たちに 知られたくないと思っていたけれど
今 振り返ると 1番初めの懇談会の自己紹介のような場面で 詳細まで無くとも なんらか 発信をしていても 良かったのかなとも思ったりはする。
そうしていたとしても おそらく 理解を得られない人も居るだろうし 逆に何も伝えてなくても
ぱる太と私を受け入れてくれていた人も ある程度は存在したのだ。
同じように 現在 お子さんの行動によって 周囲から孤立してしまってる方もおられと思う。
実際 自分が逆の立場であれば トラブルばかりの子供やそれを止めさせられない親と積極的に関わりたいとは思わないだろうし
私のように 障害や特性について 周りに知らせることに対して抵抗があったり とても 悩んで
つらい状況におかれている方も 居るかも知れない。
どちらの立場も それぞれ 色々な意見があって どちらが正しいとか 誰が悪いとか そこだけに視点が行ってしまい 受容し合える環境を 広げていけるには どうしたらいいのだろう・・
成長し 背も私の肩を越えてきた ぱる太の姿を見ていると 当時 もっと 自分も心を開いて 周りと 関われてたならば もう少し 状況が違っていたのかな??
それは ある程度の 時間が経過した 今だから思えることなのだとも思う。
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