CLUBゆり太~カラオケ業者サトピ~

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CLUBゆり太へようこそ・・

散々なアフター そこで

クズ客からの 言葉に 気付かされた

自分の本心 ママに対する思い 

何故 この場所に 今までしがみついて来たのだろう・・?

突発的に「辞めます」と 言ったように見えて

実は もう前々から こうなる事を望んでいたのかも知れない・・

その後 どうするのか 何も決めて居なかった ゆり太は

今後を大きく左右する人物と 偶然会います・・

今日は そんなこと書いていきますので

どうか最後まで お付き合い下さいな。。

アバウトな人間が多い 夜社会

夜の世界は 一般社会とは かけ離れた部分が 数多く存在するのと同時に

常識や ルールが通用しない もしくは守ろうとしない

お金や時間に ルーズな人間も少なくない。

店に 「辞める」の ひと言すらなく 突然バックレるとかも 日常茶飯事。

そうなる理由のひとつとして 「日払い」と言うシステムが挙げられる。

店にもよるのだけど 日払いを100%支給する所も有れば

上限5000円等 金額を指定するケースもあったり

本人の出勤日数や 店のその日の売り上げによって条件が変動したり 様々だ。

私のように 週6固定 レギュラーで在籍している人数よりも

むしろ こうした日払い目的のバイトの女の子が 圧倒的に多かったりもする。

厳しいノルマも科せられない上 いつ飛んでも責任を追及される事など皆無。

気楽に高い時給で働けるのだから 手っ取り早くお金が稼げる手段として

申し分ないと言えるだろう。

そんなに甘くは無い 夜の世界

しかしながら 高い時給で そんなお気楽な仕事のやり方が

いつまでも通用するほど

この世界だって 甘くはないのだ。

日払いと並んで『体験荒し』なんてヤツも存在する。

夜の世界のリクルートには 

「まずは体験入店!!3時間5000円から!!」

こんな 文言がそこらかしこに 掲載されている。

もちろん 店側は5000円くらいのお金を 踏み倒したりなどしません

きちんと支給する店がほとんどです。

問題は そこの店に固定で在籍する気すら無いのに あちこちで体験入店を繰り返し

日払いを手にして 連絡を取れなくする女の子達の方です。

広いようで狭い 夜の街では こう言った情報はツーカーで流れてきます。

該当する女が面接に来たら そいつは「荒し」だから断れと

繋がっている お店同士で情報共有が成されます。

どんなに見た目に恵まれていたとしても このような行動を繰り返す人間は

例え 夜の世界であっても 見向きもされなくなるのです。 

「考えさせて」と言った ママ

縦横の繋がりが 非常に密接な夜の街では 「辞め方」だって重要なのだ。

古い考えのようだけど 「仁義」と言う物を 非常に重んじる世界だからだ。

今 目の前が どんなに理不尽で納得が行かない状況であったとしても

右も左も分からない新人時代から この仕事を生業として行く上で

本当に必要な事 やってはならない事

それらを惜しみ無く教えてくれたママに

後ろ足で砂をかけるようなマネなど 絶対に出来ない。

辞めたいから今すぐこの場所を逃げ出すように 店に行かなくなるつもりなど 私も無い。

閉店後 ママに「辞める」と告げた時

「考えさせて」と 言ったママは

一体 何を考えようとしてるのか・・??

その真意を図りかねながらも そこから数日 私もこれまでどおり店に出ていた。

けれども 相変わらずママから 何も語られる事が無く

宙ぶらりんな状況に置かれていたのだった。

カラオケ業者の サトピ

そんなある日の 閉店後 エレベーターから降り

店の前の通りに出ると あるお客さんとバッタリ会った。

「おぉ~~ ゆり太ぁ~~~~」

サトピは某会社経営の傍ら 副業で飲食店向けに カラオケシステムの営業もやっており

ママの店も この サトピから契約していた。

また 自身も歌手としてCDも出したりしている。(もちろん全く売れていない)

当時50代後半ぐらい 少し白髪が混じるクセ毛のふんわりとした髪に

やや小柄 エロも 色恋も 全く無用の 気の良いおじさん。

この 気の良いおじさんサトピを 最初にママの店に呼んだのは私だった。

「あれ?ゆり太ひとりなの? それなら飲みに行かない?」

いつも 金魚のフンみたく ママにくっついていた私が 閉店後 ひとりなのを

サトピは不思議そうに 言った。

なんとなく 手持ち無沙汰な 感覚を抱えていた私は

サトピと飲みに行くことにした。

得意先回り

なんでもサトピは 店から近くの

自分からカラオケを入れてくれている 得意先のキャバクラに 挨拶回りに行く所との事・・

そこに私も お供で着いて行くことになった。

私は女だけど こうしてお客さんの付き合いで 女の子のお店にも行く事がけっこうある。

ホストクラブにもこうして 得意先にお金を落とすために

お供で連れて行かれる事が ちょくちょく あったりするのだけど

前回のお話でもお伝えしたように 自分の金で行く事は1度も無かった。

ママに「やめろ」と言われていた理由以上に

自分は 男に金を使わせるのが仕事

そうして 自分と長女は飯を食えている。

なので そんな場所で 時間と金を使えるような身分では 無いのであった。

サトピと出会った店

得意先のキャバクラは自分の店から歩いて 3,4分 本当に近くだ。

実はこのキャバクラ 私とサトピが出会った店なのだ。

ママが今の場所に店を出すにあたり 私はそれまでママと一緒に働いていた

オーナーママの店を辞めた。

ママの店が内装やら オープンに向けて準備していた 約1ヶ月ほどの間

このキャバクラオーナーと 古くからの知り合いだったママは

オープンまで 私をこの店に預けたのだった。

この「預かり」も 夜の街では 全然珍しい話でも無く

オーナー同士 普通に交わされているやり取りの ひとつである。

そんな理由から

私が 預かり初日 初めて着いた席が サトピのテーブルだった。

サトピは 仕事仲間 何人かと来ていて 和気あいあいで すぐに仲良くして貰えた。

あんまり歌は 得意ではない私だけれど サトピが入れる 無茶ぶりの歌を歌わされたり

サトピの寒いギャグにも 熱く応えていたところ

連絡先を聞かれた・・

自分が 預かり期間中の身である事を この場で伝えて良いものか??

ひと月したら 私はここからママの店に返されるのだし

でも・・入ったばかりで サトピに担当の子が 居るのかどうかさえ分からない

一緒に席に着いている女の子達とも その日初めて会ったばかり

お互い「仲間」と呼べる 間柄ですら無く

この場所で ゴタゴタなんか起こせない

そんなママの顔をツブすようなマネは・・ 想像しただけで恐すぎる・・

判断に困り 付け回し(いわゆる黒服ってやつですね)を席に呼んだ。

また続きでも・・

今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。

オーナーママの店を辞めたお話については こちら↓

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