
ゆり太です。。
このところ SNSで
タトゥーの入った
和食店の女将さんに
ついての 投稿が
大きな話題を 呼んでおり
様々な 反応を
目にします
今日は この話題に触れつつ
私にとって 身近だった
タトゥーが入った人物
に ついても
絡めて 書いていきますので
どうか最後まで お付き合い下さいな。。
トチョニカペペさん
栃木県 足利市のとある
海鮮料理屋の女将を務める
トチョニカペペさん(以下/ぺぺさん)
ぺぺさんは腕や首 指先など
かなり目立つ場所にタトゥーを
入れまくっている
まだ 若い25歳の女将さん
髪の毛も 一部金髪に染め
ド派手な 見た目でありながら
鮮やかな 包丁さばきを
TikTokを中心に 披露し
大きな注目を集め
話題となっている一方で
「タトゥーが入っている
女将の店なんて不味そう」
このような コメントが上がり
エックス(旧Twitter)等を中心に
論争が 起きている
ぺぺさんについての記事や
投稿を 目にする度
本当に 世の中には
様々な 考え方をする人が
大勢 いるのだという事を
改めて 実感・・
今回 たまたま 日本では
受け入れられにくい
「タトゥー」に 焦点が
上がってますが
人は 自分が
相容れない事柄については
大抵 否定的な意見や
見方を するのでは無いか・・??
(個人的に 思います)
私は 「タトゥー」をしている人の
料理が不味いとか
店がイヤだとかは
思わない方の人間です
それは 単純に「タトゥー」が
料理の味を 直接的に
左右するものでは 無いから
主に 食材や衛生面
調理過程に 「タトゥー」が
影響を及ぼすのかと 言えば
普通に 考えたら
無いのかと・・
ただ 今 この国の
社会生活において
「タトゥー」が与える
イメージや印象は
なかなか 厳しい所があるのも
現実なのだろう・・
意外にも厳しい
私は 十数年前まで
夜の世界に
身をおいていました
お店の 女の子の中には
背中一面に 「タトゥー」
(→もうこの場合 「入れ墨」って
言った方が あってるかも・・)
入ってる子もいたり
そこまで 行かなくとも
足首とか 腕に
小さな範囲で入れている子も
そんなに 珍しくは
ありませんでした・・
が・・
一般社会よりも 「タトゥー」が
許容されそうに思える
夜の世界であっても
実は 「NG」である場合も
決して 少なくは無いのです
(あくまで 当時の私の周りでは)
お客様から 席を外せと
言われることも
普通にありますし
そうなると お店のママや
マネージャーが
採用自体しないことも
あるので・・
もし 知らぬまま 採用され
後日 「タトゥー」が
店側に バレると
その場で クビを飛ばされてた子も
居ましたね・・
ただ その日 女の子が足りなくて
どうしても 帰せない場合は
ストールで隠すとか
ドレスじゃなく
スーツに 着替えるとか
とにかく 私が在籍していた
当時の店は 「タトゥー」に関して
割と 厳しい感じでした
もちろん 何もなく
席に着ける お店もあります
お客様にとって 問題無ければ
良いだけのことなので・・
母に刻まれたヒミツ
冒頭で 触れた
私にとって 「タトゥー」が
入った 身近な人物とは
他でも無い
私の母のことです
母の左の二の腕と
両足の内股に
「タトゥー」が入ってます
(そこまで 広範囲では無い)
子供の頃 お風呂で いつも
気になって
これはなんなのか??
どうしてここに 絵がかいてあるのか??
お風呂のお湯でも 何故 消えないのか??
これはどうやったのか??
度々 母に 尋ねたことがあります
それらの 私の問いに対する
母の答えは
「昔 大怪我をしてしまって
その傷跡を この絵で隠している」
と、言う ツッコミどころ満載の
回答を 特に悪びれること無く
していた母・・
まだ 幼かった私は
「大怪我」と言う 衝撃的な
ワードに怯み
もう それ以上
母に 何も 聞いてはならないと
悟った
やがて 成長するごとに
母と お風呂に入ることすら
無くなった私は
母の身体に刻まれた
「タトゥー」の事など
まるで 昔眺めた
見覚えのある風景ぐらい
どうでもイイ事へと
自分の記憶の中に
吸収されて 行ったのだ
今 思えば 子供の頃
海や プールに
母が一緒に 出掛ける事は
1度も 無かった
水着にならないのは
単に ムダ毛や スタイルやら
そう言う事を
色々 気にしての事かと
子供だった私は
思っていたけれど
もっと 必死で
隠したいものが
母には あったからなのだった・・
コンシーラー
自分の身体に 刻まれているものが
「タトゥー」であると
母の口から 1度も
聞かされぬまま
私は 実家を出て行った
と、言うよりも
母自身 それを
「タトゥー」であると
決して 認めようとしなかった・・と
そう言う 言い方のほうが
しっくり来るとも言える
実家から一駅先の
古びたマンションで暮らす
私の元に
母は 遠慮すること無く
度々 尋ねて来た
ある時 洗面台の棚にある
私の コンシーラーを
「コレ ちょっと 貸して」と
おもむろに 左の二の腕に
塗り広げていた
当時 私は 脇脱毛に通っており
施術直後は 毛穴が目立つので
ボディ用のコンシーラーを
使っていた
メイクで 顔に塗る用の
コンシーラーより
色味が濃く
肌にも やや厚ぼったく伸びる
感じでは あったものの
「タトゥー」を
隠しきれるシロモノでは無かった
やや 不満げに洗面台の
鏡を見つめる
母の姿を目にし
その時 改めて
母の それが
「タトゥー」であることを
認識したような気がした
母がどのような いきさつで
「タトゥー」を入れる事に
なったのか??
その時 聞いてみたい気持ちに
一瞬 なったけれど
聞いたところで この女が
本当の事を 言うハズなど
無いのだ
私には
「ウソをつくな」
「ごまかすな」
「正直に言え」
まるで どうしても
起訴に持ち込みたい
取調室の 刑事のように
ことあるごとに
罵声を 浴びせてきたのに・・だ
タトゥー除去
私の暮らす マンションの近くに
評判の良い 皮膚科があり
いつも 混雑していた
ある時期から
母は そのクリニックに
「タトゥー」を消す
治療に通い始めた
当時 40代半ばを
過ぎていた母が
何故 今さら「タトゥー」を
そうまでして
消したがりだしたのか??
非常に ナゾだった
頑なに 「タトゥー」と
認めることすらなく
海やプール 温泉にも行かずに
これまで通り
残りの人生を 送ることが
母にとって
どうしても 不都合なことが
この先 あるのだろうか・・??
「タトゥー」のせいで
我が子との 一定の行動に
制限が かかっていた
頃からしてみれば
消そうとするべく
タイミングなど 幾らでも
あったのでは無いのか・・??
そのナゾは ある日
あっけなく 母の口から
聞かされることとなる・・
毎回 クリニックの待ち時間に
平日休みの 私の部屋に
押しかけてきて
とてつもなく 迷惑だった
あからさまに 仕事の疲れを
態度に出しても
全く 意に介そうとしないのが
この女の 最悪な所だ
「あのね 今度 温泉に誘われてるのよ~」
冷蔵庫で飲み物を漁る
私の背中に
どこか まとわりつくような
母の言葉が 当てられた
ペットボトルを口に当て
面倒くさそうに振り返ると
母は もう話したくて仕方が無い
うずうずした目で
寝起きの私を見つめていた
直感的に「男」だと
スグに確信した・・
念の為 お伝えしておくと
母は 離婚はしておらず
父と実家で暮らしていた
そこに関して 母は
特段 娘である私に
悪びれることはしない
父にも 外に女がいたので
母は 「お相子」くらいに
思っているのだろう
私が 直感的に「男」だと
確信した背景には
母がよその人に 好意を抱くのは
もはや 珍しいことでは無く
それこそ 私が小学生くらいから
パート先の人と
夜中にコソコソ電話で
話していたりした
母は いつだって
その行動に 迷いも
ためらいすらも無かった
子供ながら 私は
諦めのような
遠くで誰かの話声を
聞くかの如く
目の前の 母の話に
何の 感情も持つ事は無かった
結局 母の身体に刻まれた
「タトゥー」は
その後 完全に消すことは
出来なかったらしい・・
「タトゥー」を消したいと
思える 男と
せっかく 出会えたのに
母にとっては 口惜しい限りだろう
このろくでもない母親とは
その辺りから
もう 二十数年会っていない
この国で 「タトゥー」そのものに
対する 偏見は
未だ 根深いものがある
「入れ墨」から「タトゥー」と言う
ちょっと ソフトな
言い回しに
時代が 変化していたとしても
それらへの 根本的な
イメージだったり
受け入れられ方は
また 別問題なのかもしれない
今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。
トチョニカペペさんの記事詳細はコチラ↓


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