CLUBゆり太 ~夜蝶としての日々~

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CLUBゆり太へようこそ・・

夜の世界に 飛び込んで以来

無我夢中 必死に泳ぎ続けて来た ゆり太

これまでの事を 振り返りつつも

現実的に 今後どうするのか??

自分は どうしたいのか?

また どうすべきなのか??

今日はそんなこと書いていきますので

どうか最後まで お付き合い下さいな。。

毎日続けた アフター

深夜1時に閉店 その後 ほぼ毎日アフターに出る。

「アフター 行きません」 

言ってるような夜蝶に

まず 指名も同伴もつかない。

店が終わった その後にこそ

客を引く力が 求められるからだ。

この アフターの終了時間は 客によって まちまち。

小一時間で とっとと タクシー呼んで 帰るような客も居れば

厄介な客だと

翌朝7時頃まで 引きずり回される事もある・・

私には 長女がいるので 遅くとも その時間には

必ず家に居たかったが・・

まぁ・・大抵 そんな客は ママの客で

ママのアフターに お供で 連れて行かれた時なのだけど・・

もちろん

この アフターに 時給など発生しないし

下手したら 帰りのタクシー代も 貰えない事だってある。

客に金を使わせるためには 時間を使うしかないのだと

そのように 私は考えていた。

「夜蝶 ゆり太」の 日常

平均すると 月曜から日曜の朝にかけて 帰宅時間は 翌朝5時頃 だった。

平日は 長女が 朝8時に家を出るため

帰宅後 メイクを落としたり シャワーを浴びたりしていると

長女が起きてくる。

そこから 洗濯を回しながら 朝ご飯を作り

長女を学校に送り出す。

ゴミを捨てたり 洗濯を干したりしていると

あっという間に 陽が高くなっている。

日中に予定が無ければ ここで ようやく ベッドに倒れ込む・・

今は スマホで 色々な支払いが出来るが

当時は 銀行などに 直接払い込みに

行かなくてはならなかったり

授業参観などにも そのまま 寝ないで行っていた。

仮眠し 正午には一端 起きる

これは 客の 昼休み中に連絡を入れるため

ここで その日 来店する客の予定を決める。

本気で 稼ごうと考えている夜蝶は

夕方までなど 寝ていない。

昼の時点で予定を決められている 客に 夕方起きて

出勤前に 連絡したところで 全く持って ムダなのである。

客との確約を取って 再び 長女が帰宅するまで 仮眠・・

こんな生活を 延々と続けていた。

しつこい 電話

テルさんと 出かけた翌日

長女が帰宅しても なかなか起き上がれずにいた

目の奥から 脳ミソにかけて 強烈に痛くて起きれない

慢性的な二日酔いもあり

スッキリ目覚められるなんてことは まず無かった。

布団の中で 帰宅した長女が立てる 生活音を聞いてると・・

ケータイが鳴っている

客かも知れない・・

起きなきゃ・・ 出なきゃ・・

頭が 痛い・・

「早く出ろ!!」と 言わんばかりに

ワンワン吠えまくる ハナ

ケータイは 鳴っている

まだ 鳴っている・・

鳴り止まない・・

ここまで しつこく 鳴らし続けるのは ほぼ 客からでは 無い。

店(仕事&同業)絡みの連絡が ほとんど

寝ているのを前提で 掛けて寄越す為

敢えて 『コール長め』なのだ。

鳴り続けるケータイに しびれを切らしたかのように

いつも ここで長女が枕元に ケータイを置く。

さすがに 出なきゃと思うと

決まって 電話も鳴り止む ナニ??この不思議・・

今後は 未定

死ぬ思いで体を起こし 目をこじ開け

着歴を見て 『ゴミ松』だと知ると 世界一 イライラした。

そこに

被せるように メールも入ってきた

『辞めた後 どうするんだ?? 行くとこ決めてんのか??』

『取り敢えず 起きたら電話くれ』

何故 ゴミ松が 私が 辞めるのを 知ってるのか??

まあ・・大体予想はつく

ママやテルさんとも ゴミ松は 昔一緒に

仕事をしていた事が あるのだし。

辞めた後・・

子供を養っている 身の上にも関わらず 何も考えていなかった。

それなりに稼いで来たし

今スグ 生活に困るような事も無い。

同時に 昼間の仕事に戻ろうかとも ちょっと 考えていたりもしていた。

元々 長女に 保育園が必要で無くなる 年齢まで・・

そう 思い 夜の世界に入ったのだ。

ケータイの画面から 放たれる明るさで

余計に目の奥が痛む・・

部屋の カーテン

その 隙間から見える

オレンジがかった 外の景色から

そろそろ 夕方になるのを知らされ

疲れをため込んだ 体が余計に重く感じる・・

この先の事よりも

今日これから また 店に向かう事すら

考えたくも無かった。

また続きでも・・

今日も ここまで お読み頂きまして ありがとうございました。。

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