先ほど Twitterでも 発信したのだけど 私の両親は離婚している。
子供の頃 父と母は私たち兄妹の前でも お構いなく 夫婦喧嘩を繰り広げていた。
時には 父が母に手を上げることもあり とても 不安でツライ子供時代であった。
両親の夫婦喧嘩は 時と場所を選ぶこと無く 旅行先だろうが 親戚の家だろうが 家に友達が遊びに来ていようが とにかくいつでも何処でも 周りの不安も完全無視で やりたい放題の両親が
本当にイヤだった。
喧嘩の理由は もう色々あり過ぎるのだけど きっと 初めはささいな事からだ。
その 「ささいな事」に 今振り返ると どうして両親があれほどまで 常にぶつかり合っていたのか納得出来るような エピソードがある。
ある時 母はハンバーグを作りなら私に話したのが 母にとってハンバーグは自分が初めて覚えた料理であり ソースも若い頃 バイトしていた喫茶店で教えて貰ったレシピであること そして 母にとって ハンバーグは ちょっとした 「ご馳走」なのだと。
父はタクシー運転手をしていたので 夜中走って 朝方帰るという 生活スタイルだった。
母はパートに出ている昼頃 父は起きてきて 母が作って置いた 前の日の晩ご飯を食べるのだ。
夏休みで 家にいた 私はある時 寝起きの父が冷蔵庫を開けながら
「なんだ、ハンバーグかよ」
そう言いながら 面倒くさそうに ラップを外して居るのを 見た。
どう見ても 父にとって ハンバーグは 「ご馳走」で あるようには見えなかった。
母にとっての 「ご馳走」は 父にとっては 単なる 前の晩の残り物でしか無いのだった。
子供心に それは母には言わないでおこうと思った。
たった ご飯のおかず ひとつにしても これだけ 両親に温度差があるのだから
日常生活噛み合わないこと だらけなのは もう必然と言うのか、なんと言うのか・・・
何故 ここまで違いすぎるふたりが 結婚したのかナゾ過ぎる・・そう、思いかけて
今 自分自身も ベンコロと全く噛み合わないどころか お互い居ないモノとして生活している。
夫婦の関係性は 本当に 何でも無いことから 崩れていくのかも知れない。
それにしても 父と母は ヒドかった。
あれだけ 本音全開で長いこと暮らして行ける パワーがあったのなら そのパワーを軌道修正に使うことも出来たのでは?? なんて 思ってしまう。
私には もう 本音でベンコロと向き合う気力など ずいぶん前に 失っているから。
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