~家族構成~
夫:通称 便所コオロギ(略称ベンコロ 高確率で発達障害)
長女:(元夫との娘23歳社会人)
長男:ぱる太(夫由来の発達障害を持つ。小学5年生)
次女:(小学1年生)
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この春から 小学校に通い始めた次女が 夏休み前に学校の視力検査で 「要診察」の手紙を貰ってきた。
夏休み中も ぱる太のデイサービスや色々と忙しく やっと昨日 眼科に行けたのだった。
一緒に連れて行った ぱる太も 毎年 視力検査は引っかかって居て そろそろ眼鏡が必要だと言われ
眼鏡屋に出す 処方箋を渡された。ベンコロ一家は一族例外なく皆 眼鏡を掛けている。
アラフィフ私は 裸眼で1.2をキープしているのにも関わらず ここにも ベンコロの負の遺伝が適用されているのだった。
次女も ひょっとしたら 眼鏡を掛けるようになるのかも・・・
そんな程度の気持ちで居たのだが 診察を受けると 想像以上に 次女の左目が深刻だった。
左目の眼球の形が 生まれつきいびつな形で このまま 10歳まで 視力が回復しないようであれば
弱視と判定され 一生 見えにくいままなのと 見えやすい右目でばかり見ている状況を放置すると斜視になってしまうと言われた。
一緒に先生のお話を聞いていた次女も 全ては分からなくても 自分の左目が病気である事は理解した様子で 帰るなり
「私は病気だから 髪の毛とかも抜けちゃうの?」と、半べそかきながら抱きついてきた。
次女は 抗がん剤の副作用で 髪が抜けてしまった人を 想像してとても 不安になっていた。
「命に別状は 無いし 抗がん剤も使わない だから髪も抜けないし これから 検査して 治療をすれば きっと 良くなるよ。 大丈夫 心配しないで。」
次女の背中を さすりながら 自分も自分の言葉で 落ち着こうとしていた。
本当は ショックすぎて 自分も泣きたかった。
そして 何で 自分ばかり こんな目に遭うのだろうとも 思った。
ぱる太の発達障害 次女の弱視 私の子供ばかり 何故 こんな不運な物を持って
生まれて来なければならなかったのか・・・
ベンコロとの日常にだって 疲弊し 何度も死んでしまいたいとも 思った。
ぱる太の進学の事や 様々な問題で いっぱいいっぱいな所に 悪夢のような現実が またも 追加された。
一番 可哀想なのは 2人の子供達自身なのは 分かっていても とても やり切れない。
普通に生まれて 普通に育っている子供達の方が 絶対数は多いはずなのに 何でなんだろう・・・
ベンコロに 次女の話は まだしていない 言ったところで 特段何か協力が得られる訳でも
私の苦悩を共有して貰える訳でもないのと
なにより ベンコロのせいだと思って居る自分が居るからだ。
間違った考えであるけれど 目の疾患も発達障害も無い私 → 一族みんな目が悪い、義父を始め兄弟間違いなく 発達障害の一族なのに
なんの責任も 感じていない ベンコロが許せないという感情が どうにも コントロール出来そうに無いからだ。
そこに感情を 爆発させるエネルギーも 今の私にはとてもムダに思える。
この現実を 受け入れ前進するのも私ひとり ベンコロには普段通りの生活を繰り返すだけの能力しか無いのも分かっている。
エネルギー温存のためには ベンコロに 怒りをぶつける事は ムダなのだ。
そう 自分に言い聞かせている。 どんな不条理で理不尽な運命でも 今現在 昨日までと 何も変わらない 子供達と幸せな時間を 過ごせている。
私がベンコロとなんて 出会わなかったら 子供達がこんなツライ目に遭わずに済んだのかな・・??
そんな どうしょもないことを つい 考えてしまう。
アイキャッチ画像:LeeChangminによるPixabayからの画像
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